KKコンビは歴史に名を残している

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KKコンビとは、大阪府が代表する野球の名門高「PL学園」に在籍した二人の頭文字をとった言葉です。その二人とは、野球ファンなら誰もが知る桑田真澄。清原和博のふたりであり、彼らは、同じ時期にPL学園に入学、それと同時に高校野球界を塗り替える歴史的記録を次々と叩きだしていったのです。

彼らの在籍期間は1983年から1985年までの3年間、この間に2度の優勝と同じく2度の準優勝を成し遂げています。

特筆すべきは桑田・清原がともに1年生の夏、当時、3連覇を狙う強豪「池田高校」と対戦し、7対0という大差で名門池田を倒している点です。この試合前、PL学園はそれほど高い評価を受けていませんでしたが、池田高校の強力打線を完封した桑田の力投、池田高校のエースである水野雄仁投手から本塁打を放った清原の豪打が、一躍マスコミの脚光を浴びそれ以来、KKコンビが高校野球界を代表する言葉として世間に知れ渡り、大阪にPLあり、PLにKKコンビありと呼ばれるまでになっています。

歴史は繰り返すと言いますが、桑田と清原がプロ野球で違う球団に入ってからも、1997年にはフリーエージェントで清原が巨人に入団し、KKが高校時代から初めてプロでも復活することとなりました。この瞬間を巨人ファン、清原ファンの多くが待ち望んでいたことでしょう。ふたたび、ふたりのような不世出の大投手・大打者が同時期に表れ、甲子園を沸かせてくれることを期待しています。