歴史に名を刻んだ男・田中将大

スター選手

毎年大きな盛り上がりを見せる日本プロ野球のペナントレース。日本のプロ野球は1936年に始まり今年で81年目を迎えます。その長い歴史の中で、多くの名プレーヤー達がその記録・記憶に残るプレーで歴史を彩ってきました。近年、1人のピッチャーがその長い歴史に燦然と輝く大記録を打ち立てたことは記憶に新しいでしょう。そう、元東北楽天イーグルス、現在はニューヨーク・ヤンキースでプレーする田中将大投手です。

田中投手は駒大苫小牧高校時代に甲子園で大活躍したことでその名を世間に知らしめ、2006年の高校生ドラフトで当時発足したばかりの球団であった楽天イーグルスから使命を受け、鳴り物入りで入団します。入団1年目からエースとして活躍し、チームの顔として活躍を続けました。そして2013年、田中投手は大記録を打ち立てます。この年、田中投手は開幕から負けなしの24連勝でそのままシーズンを終え、前年からの28連勝と共に日本プロ野球新記録を達成します。規定投球回数に達しながら勝率10割を記録したのは史上4人目で、最多勝、最優秀防御率、勝率1位の3冠を記録しました。そして何より、この田中投手の大活躍で楽天イーグルスは球団創設以来初のパ・リーグ優勝、そして日本シリーズ優勝を成し遂げたのです。これを置き土産に、田中投手はさらなる飛躍を誓ってヤンキースへと移籍することとなりました。この大記録は、今後もプロ野球史に燦然と輝くものとなるでしょう。